Environmental Philosophy
- 環境理念 -Forest Crewの考えるECO環境とは
環境と経済、
製品の環境負荷LCA=ライフサイクルアセスメント
環境と経済の両立には、「不要なものは買わない」「使う量は少なく」「長く使う」ことなどが挙げられます。そうすれば消費量は減少し生産も減り、環境へのインパクトは少なくなっていきます。
一般的な住宅の構成部品点数は約3万点と言われております。基礎、設備、電気、屋根などログハウスと比較して共通部分を考慮しても、部品点数で見ると圧倒的にログハウスの方が少なく、しかもその構成部材のほとんどが天然木材です。
またログハウス発祥の地とされる北欧では築200年~300年の物も現存しております。日本においても校倉作りで有名な正倉院は1300年、地震多発国の我が国で現存しております。洋の東西を問わず「消費は少なく」「長く使う」という文化は共通しており住環境においてもそこがポイントとなります。
製品の環境負荷 LCAとは…?
LCAとは、ライフサイクルアセスメント(Life cycle assessment)のことで、直訳すると、(製品やサービスなどの)一生の評価ということになります。製品の環境負荷は、製品の原材の採取から製品が破棄されるまでの一連の過程(製品ライフサイクル)で発生します。例として「本」のライフサイクルを挙げてみました。
森林伐採・再生資源→製紙工場(工場建設時のCO2も考慮)
→印刷→製本→輸送→販売→使用→破棄(燃焼・投機)orリサイクル
一連の過程で使用する化石燃料もトータル算出して温暖化原因の一つとされているCO2が環境への影響をどれだけ与えているかを評価する手法がLCAといいます。
真の省エネとは
気密住宅+オール電化=省エネ住宅?
動力(電力や化石燃料)を使用しなくても過ごせる事が可能なら、これこそが究極の省エネ住宅と言えるのではないでしょうか?
NGO環境団体「気候ネットワーク」の調べによると、東京電力管内における一世帯当たりの年間消費電力量を算出し、発電により排出されるCO2を独自に算出した結果「オール電化住宅」と一般住宅で比較すると、一般住宅より69%もCO2を排出されている計算になっており、関西電力管内においても29%増のデーター結果が出ております。
家庭内の目につくところでは「エコライフ」ですが、風上の部分では結果的にCO2が増えているのです。
先に述べた「LCA」評価判断では、発電施設建設と燃料採取などトータル的な温暖化原因を追求すると「石油・石炭」などの化石燃料による発電がもっとも影響力が強く、地球にやさしいのは、やはり「風力・太陽光」となります。しかし効率面では実用化が少ないのも現状です。皮肉なことに「原子力」も下位に位置しております。