ログハウスの補修 ログハウスを長持ちさせる!耐久性へのこだわりポイント
愛媛県伊方町三崎のハンドカットログハウス(2000年他社新築施工の丸太ログ)
依頼されていたウッドデッキの取り替え工事は耐久性に優れたヒノキ材の防腐処理材にて施工してました。(元の仕様は米松材)防腐処理剤が乾燥後にバトンのライトオークを塗る予定です。
7月11日ご相談を受けた際の写真
解体後、根太材の原状。
軒先よりもデッキの幅が広く雨によくあたる部分が特に痛みが激しく、おまけにプランターや植木鉢、大きな丸太手摺によりデッキ床材のジメジメ感!雨除け・通風・乾燥は木材にとって大切ですね!!
ウッドデッキ&デッキ階段をシンプルな構造デザインに変更して、木材種も高耐久に変更。この後、薬剤乾燥後にバトンを塗装していきます。
ところで主題の件。ポイントは ”外部ログ梁” の雨・褐色普及菌・紫外線対策の為の『水切り笠木板金』です。
2000年に新築された当時はベランダを支えているログ梁は、丸太のままで乾燥収縮によるひび割れも大きくなってきてたので丸太形状に合わせた水切り笠木板金を設置しました。ベランダを支え構造的に重要な梁ですので保護します。(フォレストクルーでは新築時から標準仕様)
当社の施工実例
シルバーの水切り板金が、ログ梁やノッチの最上部に施されていますね!
下はモデルハウスのベランダから見た『水切り笠木板金』
見学に来られて気付く方は少ないですが他社と比較してみて下さい。5年後10年後20年後の為の安心施工。地味ですがとても重要な耐久性を左右するポイントです。
ちなみに・・・雨ざらし状態の丸太ログ手摺ですが褐色普及菌に犯されていてスカスカ状態!
2000年に新築した当時のログメーカーは既に廃業していました。過去2回も手摺を取り替えたとも伺いました。なので役に立っていない飾りの丸太手摺でしたので、今回当社では撤去を提案。しかも手摺を支えている丸太柱の根元は内部が腐ってグラグラ!湿気が溜まりやすい構造もダメですね。