フィンランド ヘルシンキ観光日記09年3月(タリン~ヘルシンキへ移動)
今年に入って次々と大手建設業の倒産(民事再生等)が四国内でも続いており
先日は、過去最大となる穴吹工務店さんの1500億の負債。
堀田建設さんジョーコーポレーションさんと続いた中での穴吹工務店さん。
同じ業界にいる我々にとってもいやなニュースです。
原因分析をすると各社共通している、それまでの経緯が色々と見えてきます。
成功事例から学ぶ所も大切ですが、失敗事例から学ぶ所の方が重要かも!?
暗い話はこれくらいにして、
フィンランド旅行記に移ります。
エストニアを後にしヘルシンキへ、フェリーで戻るのですが
歴史について少しまめ知識。
エストニアは13世紀以来デンマーク人、ドイツ系騎士団、スウェーデン、ロシア帝国と外国勢力に支配されてきました。1940年ソ連に占領され、1941年から1944年まではナチス・ドイツに占領されておりました。
第二次世界大戦末期にはソ連軍が再占領し、戦後はソ連の社会主義化政策が行われました。ソ連崩壊後の1991年独立回復を宣言し、同年には国際連合にも加盟しています。
このようにヨーロッパの隣接する国々から多大な影響を受けて来た暗い過去が有る国。
行ってみて初めて事情を知る事も出来たのですが、やはり日本は幸せな国です。
旧市街には戦争のつめ痕も残っておりますが、この区域だけ
保存出来ているのに違和感も感じます。本当はこの様な風景が街全体に広がっていた事でしょうね。戦争がなければ…。
ホテルで時刻表をもらい9時発の船に乗る為にタクシーでフェリー乗り場まで。
約4ユーロぐらいだったと思うのですが。
少し余裕をもって来たのですが、乗客がいない!
なんと今日は土曜日。平日の時刻を見ていました1時間30分程ぼ~と一人。
ここから出国ですが物々しい警備は無し。EUになり出入国は簡単!パスポートのスタンプも無し。
やっと乗船!無気力にカートをコトコト押して行った記憶が…
ヘルシンキまでは約2時間ですが船は大きくて綺麗なフェリーでした。カラフルです。
同じ所から3本路線があります。すべてヘルシンキには行くのですが、船着き場が異なります。チェックインするホテルの場所から選択すると良いですよ。
船内に入って、人の流れにそってまずたどり着いたのが前面ガラス張りの船のフロント部分。前方にはステージがありコンサート?ライブでも有るのでしょうか。ピアノなどが置いてありました。とても清潔で綺麗なオープンホール(フリー)
昼飯!?サンド&コーヒー。しばし靴を脱いでくつろいで…
ふと外を観ると海面に”流氷”。やったー!北欧のクルージングか~。感動です。
でも一人ですので、この感動を共有出来ません。
で、船内を散策。
ポップな船内のフロアー図が気に入ったので写真をパチり!関西汽船とは大違い。北欧デザインのこだわりですね!
船の最後尾もサンルーム。
イス、テーブル、フロアーの質感が良かったです。
流氷を分けながら進む船。今度来る時は嫁さんと来ようかな?
新婚旅行がまだなのです。スローな旅が良くなる歳になった!?
チャイルドルームも完備。
軽食のレストラン。後に人でいっぱいでした。価格は安くない!
外はホワイト&グレー。色彩の無い世界(季節)だから室内はカラフルに?
北欧照明やカーテン、キャンドル、小物などこの様な季節が有るからこそ楽しみたいのではないでしょうか。
事前の計画で移動が大変と予測。ですから最小限のパッキングです。
これで7日間。前回の郵便利用など解りますよね!圧縮袋も大活躍です。
一人ですので、「荷物を置いてチョット、トイレ」と言うわけにもいきません。
どこへ行くにもこいつと一緒です。
自分で自分を撮影。何度も取り直しでした。人は私だけ!
フィンランドの人達は、週末などタリンへ渡り、酒、コスメ、洋服などを買い込むそうです。税金の関係で買い物をするのですが、カートに段ボールごとビールやウオッカを買って帰る人を多く見かけました。タリン市内のショッピングモールは大変充実していましたので
便利かも!フィンランドは日曜は全店休業です。徹底しております。
舳先の向こうにヘルシンキの港が見えて来て、北欧クロージングもいよいよ終わり。
港は、一面流氷で覆われております。気温はさほど寒く感じませんでした。
Patagoniaのフリース一枚でこの度は重宝しております。
「アウトドアーズ コンパス」の楠さんありがとうございました!
トラックの下船風景。船のデカさが解りやすいでしょう!
今日の宿は「HOTEL Palace」
港の横でマーケット広場までも歩いて3分。ビンテージの北欧家具を置いていると言う事で決めました。
無事にチェックインを済まして、最上階のラウンジで一休み。
フリースペースで、朝食バイキングや夜のコーヒーもフリー!
日本人が3組ほど居ましたね。
部屋の様子。ウエルカムぬいぐるみが…置いて帰りましたけど…
まだ外は明るいので、ぶらり散歩。
Vanha kauppahalliで寿司屋を発見したものの、食べている人の寿司を見て
「これはちゃうで~」と独り言。
実物の帆船がレストラン。
白い海に白い船、いいですね~!
時間が夕方でしたので、マーケット広場も店じまいの所が多く
客もまばら。あわてて日本で待つCREWへのお土産でTシャツを買った思い出があります。
Tシャツ屋のおやじに写真を撮ってもらいました。
会話は全て英語でOK! 逆に観光地でありがちな日本語で呼び込む人はいません。
ヘルシンキの中心地へと散歩、散歩!
中心地を通る「トラム」の線路。どこまで行っても2ユーロ均一です。
後に乗りましたが大変便利で、ゆとりがあれば一日乗っていたい気分。環状線も有ります。
「マックストアー」ヨーロッパの空港では”Mac Book”を開いている人を多く見かけました。やはり世界的に人気?
この日の夕食をこちらのレストランで!
「お勧めはなにですか?」
だいたい
「ビーフorチキンorサーモン」で選択されます。
「カツ丼&てんぷらうどんor中華」が食いた~いこのごろ!だった記憶が…
翌日は朝からミュージャム周りと決め込んでましたので
「建築博物館」へ
写真はログハウスのことについて書かれておりました。
先の訪問地だった「ロバニエミ」の事が書かれております。
戦争で全壊した都市を復興させた建築家を紹介しておりました。
侵略戦争はヨーロッパでは至る所で起きていたんですね。
ラップランド地方のあんな田舎でも…
所変わって「DESIGNMUSEO」デザインミュージアムへ
館内撮影不可。バックはロッカーへと案内されて、北欧デザインの原点に触れました。
あのデザインも?これもか?などしらない事がたくさん学べましたね。
携帯電話のデザイン原画など、NOKIA関係やエッグチェアーなど…
その通り近くには、シャレた家具屋と雑貨屋さんがチラホラ点在。
更に歩いて、歩いて「近代美術館」へ
白く塗られた漆喰の上に綺麗な文字で館内の案内!?
なんとなくシャレていたので撮っておきました。
気がつけばもうお昼。今日もよく歩きました。でもいがいと腹はへらない
お昼はこれだけです。帰国後3Kgやせてました。
館内のレストランの様子。イスがインパクトあるでしょう!
美術館から歩いて10分と所に「ヘルシンキ駅」
空港へはここの隣のバス停からフィンエアーのリムジンバスが出ています。
翌朝のホテルでの朝食。もう うんざり!
「クロワッサン、ハム、ソーセージ、卵、サラダ、ヨーグルト、ベリー、ジャガイモ」
食べ放題ですが、最終日にはこの量で十分な体になってました。
フィンランド入りした最初の3日間はてんこ盛りだったのですが…
基本的にヨーロッパのホテルでは朝食はこんな感じです。
フライトまで時間がありましたので、最後の体力を絞って以前から行ってみたかった所へ
トラムで移動です。
下車してすぐに見つけたオフィス家具屋さん。カラフルな事務用イス。
教会の入り口です。ウルトラ警備隊の基地みたい。
有名な「岩の教会」
「テンペリアウキオ教会」動画が観れます
この建築と工法には驚きです。
防水は?
岩壁との取り合いは?
湿気対策は?
など、ついつい視点が変わります。
岩とガラスと木、そして曲線。感動です!
日本人の大学生が2人いたので、シャッターを頼んでパチり。ピンぼけですョ!
ここから帰路につきます。
先ほど紹介した「ヘルシンキ駅」横のバス停、フィンエアーのリムジンバスからの車窓です。キップの買い方が解らなかったので、バス待ちの人に聞くと運転手から買うそうです。
写真正面の所には自販機が有るのでまぎらわしいから要注意!
お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが
写真にはストーリーを持たせております。
旅行した時や日常でも、Forest Crew Blog の掲載方法を常に頭に置いて「ネタ探し」
写真もそれに合わせて、経緯が伝わりやすい様に努力しております。
ですから半年たった今でも写真を連載していくと当時のことが甦ります。
ログハウスの工事中もこの様にして、完成後にはお客様にDVDに編集して
お渡ししております。いい思い出になりますから。
もうすぐ12月ログハウスの工事も始まりますが、季節柄”サンタクロース村”についても
次回紹介していきたいと思っております。(未公開写真)お楽しみに!