ForestCrewログハウス建築現場2 東温市(手間ひま掛けて美味しい料理を創る=木の家)
最近、雨に泣かされております。
でもこればっかりは、仕方が無い。焦らず、安全、確実に工事を進めて行くだけですね!
下記の写真は、朝7時30分のログハウス建築現場風景です。
差し入れのホット缶コーヒーを片手にしばし雑談している職人さん達。いつもの和やかな風景なのです。
決して遊んでいる訳ではない!その証拠に、現場へ着くなり彼らが最初にする事は
”砥石”と水の準備なのです。毎朝行う日課です。
ここで少し語りたい。
つい最近の事ですが、お引き渡し後のパーティーで
「Forest Crewさんの建物は、”商品”ではなくて”作品”だと思っております。」
「仕事ぶりと完成した建物を観ていて、そう感じました。」
「社長含めスタッフの方々も、自分の作品として自信を持っている。大変熱意を感じます。」
別の所でも当社の大工さんが
「Forest Crewでの仕事は、やっていて楽しい!自分の個性(色)も出せるのでワクワクさせてくれる現場です。」
「別の工務店で仕事をしている時は、既製品を取り付けて時間に追われる仕事ばかり。」
「監督さんの管理は当然ですが、『余計な仕事はするな!』的な現場の雰囲気で
製品を組み立てているだけの家なんです。ノミやカンナを使う仕事が、ほとんど無いのも
自分の技術が落ちていくようで怖かった。」
「僕は、社長達と仕事をするのが楽しくて。」嫁にも「ログハウスの仕事が始まると、楽しそうね!」と、
家でよく言われます。
朝焼けに映る私のシルエット!やる気満々の朝です。
私は、人、友人は財産だと昔から思っております。その様な付き合い方をしてきました。
人間関係については、真っ直ぐな性格です。お客様や業者さん、職人さん、プライベート、全て同じ。
直球すぎて、誤解を招く事も有りますが そんな時でも建設的に物事を考え伝えていく事を心がけております。
基礎、外構土木、電気、塗装、屋根、足場、板金、左官、タイル、設備、そして大工、最高のチーム!
全て財産です。いい仲間です。なによりCREWのメンバーも良い奴らです。
我々の建物を料理に例えると
”そこでしか食べられないこだわりの食”
食材を厳選し、手間ひま掛けて準備して「美味しかった」の一言を聞きたい為に気持でこしらえる!
「高級フランス料理」や「京都割烹」までもはいきませんが、本質は同じ。
住宅産業(大手住宅メーカー)は、品質と性能、完成度に”安定”を求め
だれが、どんな所でも、自社商品であれば、常に品質と性能は同じ物を大量に建築出来るような
システムを構築されております。
工期は短く(代金回収を早める為)、年間何百棟の目標。
特殊技能を持つ大工さんへの依存度を無くす。(丸ノコとインパクトドライバーでOK!?)
だから、作品ではなく商品なのです。
さながら大手外食産業のチェーン店のようなシステム!?
食材はカットされ、特別な技術を持たなくても調理されてしまう。暖めるだけ?
しかし、常に味は同じで美味しい!。価格も安定、大量に同じ品質でどこの地方でも食事が出来る。
日本の各社建材メーカーも同様
日本人として器用がゆえの悲劇!?
木に観えて”木ではない”建材が数多く存在し、加工いらずなのでゴミも出ない。正確に取り付け可能。
こんな製品ばかり。日本人の魂、タタミまでもが”タタミでない?”現実が有ります。
襖、障子、和紙タタミ&中国イグサ、化粧ヒノキ調柱、木調カウンター、木調扉、木調アルミ玄関ドア。
本質的に”木”が好きな日本人なのに、気がつけばいつも間にか周りには
”木調”の建材ばかり。悲しい現実です。
理由として
狂いが無い
割れない
ソレが出ない
技術がいらない
メンテナンスが”楽”
消費者が求めたから誕生したのか?業界をリードして来た大手メーカーの要望なのか?
ログハウスをやっているとつくづく考えます。
少し熱くなりすぎました。
万能スポンジで汚れ落とし。エンピツの下書きもこれで消えます。
子供の落書きもだいたい落とせますが、サンドペーパーでこすってもOK
これが”無垢の木”の良い所!
地味な仕事ですが、ログに着いた汚れを落としております。これは私の仕事。やっていると愛着が湧いてきます。
ログの”サネ”の部分にテープ張り。こちらも時間のかかる地味な仕事、でも大切です!
一本一本のログ材、全てに張っていきます。
フィンランドパインのログ。美しい!
本日12月11日朝の現場風景。雨で中止!
昨日も雨。大工は雨で昼まで、午後から足場屋さん。明日の土曜日は晴れそうです。