Finland旅行記2010 ~オーロラとサンタの住むラップランドへ~2日目『秘密の場所』
イキヒリシ社でのミーティングも終わり、ようやくPyhatunturi(ピュハトゥントゥリ) のゲストハウスに到着。
かと思いきや社長のペンティが“サプライズ”を用意してくれていました。
秘密の場所に向けて、山奥へ車で走ること約1時間。
以前社長も訪れたログハウス&スモークサウナ小屋。(昼間の写真は、2009.4月のブログ参照。)
一番右端の方がオーナーのエリッキさん。
素朴で素敵な方でした。
30年前に“ケロログ=シルバーパイン”を使って2棟ともセルフビルドで建てたそうです。
電気も水も通っていない場所で、数本のろうそくだけ。
凛とした静寂が何とも言えなく心地良い空間でした。
とりあえずビールで乾杯!
クルー一番の酒好きな池川氏が生き生きする瞬間です。
工場のサカリと設計のカウコも一緒にきてくれました。
裸のまま50m離れたスモークサウナ小屋まで、雪道の中猛ダッシュ!
入ると燻された煙の良い香りが漂ってきました。
ここでちょっと“スモークサウナ”について
“スモークサウナ”は屋外にあるサウナで、建物には煙突がありません。
サウナに入る数時間前に室内のストーブに薪をくべて、煙を充満させて暖めます。
数時間部屋を暖めた後、空気の入れ替えをしてから室内へ入ります。
“電気サウナ”が100万か所以上に比べ、“スモークサウナ”は数千と言われるほど貴重なものです。
しかも電気で暖められるものよりも体に良いと言われ、最近ではそのルーツに戻りつつあります。
電気サウナとは違い、やわらかな暖かさですが異常に汗が・・・。
熱くなったら真っ暗な白銀の世界へ・・・。
ちなみに清水氏は、カウコに“swimming”とはやしたてられ雪の中へダイブ!
最高に気持ちの良い瞬間でした。
その後は、ビュフェ形式の夕食。
正直、フィンランド料理に飽きてきていましたが、研修旅行の中で一番の美味。
窓の格子やケーシング(幕板)は手づくりで味わい深いオンリーワンのログハウスです。
暖炉やキッチンまでも自然石を組上げてセルフビルドされておりました。
薪ストーブで焼き上げたサーモン。
フィンランドではよくサーモン料理を食べましたが、これが最高の一品。
脂の乗りが全く違いました。
基本的に、北欧料理はクリームソースとあわせて頂くのが一般的ですが、味に飽きつつある私たちにとっては定番の料理ですが、シンプルな塩味がかえって◎でした。
トナカイの煮込み料理。
骨の中の髄液がとてもおいしい一品。
ベリーソースと一緒に食べるとなおGOOD!
その後、ひたすらフィンラディアウォッカを飲み続け、帰る頃にはフラフラでしたが、
“ケロログ”のスモークサウナという『本物』を体験することが出来ました。
お酒も飲まずに車を運転してくれたペンティに感謝です。
3日目は、個人的に一番楽しみにしていた木製サッシメーカー見学です。