地震対策、地震に強い家造りとは?地盤強度&基礎構造&建物工法
四国、香川県観音寺市にて着工しました、フィンランドログハウスの建築現場。
古くから民家が建ち並ぶ地域で、既存の建物を解体してからの
建替え計画です。
外観上の敷地は、陽当たり良好。なんの問題も見当たらない良い土地ですが
事前の地盤調査にて、補強工事が必要な『軟弱地盤』と判明しておりました。
※最近の実績では1/4の確率で補強工事が必要な土地が見受けられます。
30㎝程試掘すると大昔の田んぼの肥土(黒い粘土)が見えます。
しかし、
観音寺のO様邸も、それに適した地盤補強を行えば大丈夫!
今回は、『湿式柱状改良×34本』を行う事に。
状況によりますが、補強工事となると
50~120万円の費用が必要となります。
当社では、
※商談中から資金計画においても『補強、改良工事』を見越した予算組をお勧めしております。
※地盤調査の結果次第では必要の無い予算です。無理にお勧めはしておりませんのでご安心下さい。
敷地内にセメントを加圧注入するためのプラントを据えて、6トンものセメントも用意。
基礎の下を柱が支える為の位置出し。 深度は約2m。 加圧注入開始。
ビルでも建つかの様な、ログハウスの建築現場。基礎工事前!
手前の柱状はデッキ&ポストが建つ部分の柱状。
当社標準の基礎は『ベタ基礎』
基礎の種類としては他に『布基礎』『独立基礎』等がございます。
ベタ基礎=面で支える
布基礎 =線で支える
独立基礎=点で支える と言うイメージです。
最近の主流は『ベタ基礎』ですが、ローコスト住宅メーカーでは『布基礎』を標準としている所も有ります。
また、昔は山間部や傾斜地で丸太ログ建築に多く用いられていたのが『独立基礎』
それぞれメリットもございますが、耐震となると…?
解りやすくイメージすると
砂場で弁当箱をそのまま置いて押し付けるか
ひっくり返して押し付けるか、
お箸を建ててその上に弁当箱を乗せるか
砂に沈みにくいのは、明らかに面で支える『ベタ基礎』なのです。
+(プラス)
建物構造=丸太組工法(木が横に積まれて双方が互いにずれ合い免震作用が働く)
詳しくは下記の『日本ログハウス協会』HPをご覧下さい。
世界初のログハウス実大振動試験結果
新潟県中越地震ログハウス被害調査報告書から