日本の住宅はなぜ寒いのか? 木製窓の健康・快適性・省エネ効果
日本の住宅についてのコラム。
今年1月の日本経済新聞の記事です。
まずは、こちらをご覧ください。
この記事からも『日本の住宅が寒い理由』は、断熱性、特に窓・ドアの性能基準にあることが読み取れます。
冬場に屋外へ流出する熱の半分以上(約60%)が窓から。
断熱の弱い部分から熱が流出するため、熱貫流率の低いアルミサッシのアルミフレーム部分から結露が発生するのです。
日本の住宅の最大の悩み、結露が発生する理由がここにあります。
日経新聞にも書かれている熱貫流率(低いほど高性能)。
日本でのシェア90%を占める売れ筋のアルミ複層ガラス(ペアガラス)は、4以上であり
日本に於いては悲しい事に2.33以下ならば最高性能の認定になります。
ForestCrewのトリプルガラス木製DK窓は0.97。
*JIS A 4710に基づく試験結果
単純比較した場合、木製サッシに比べ、アルミサッシは4倍以上熱を通しやすく、冬は寒く、夏は暑いのです。
冬に日本の家が寒い大きな理由の一つはアルミサッシにあるいえるでしょう。
アルミサッシは近くに立つと冷気を感じませんか?
ForestCrewのモデルハウスは、様々な大型な窓やドアを採用しておりますが、1日中快適で結露も一切無し!
ぜひ、モデルハウスで実際にご体感ください。
欧米はもとより、近隣の韓国や中国よりも低い性能のサッシを日本で採用するし続ける理由は、
・コストが安い
・大手メーカーによる幅広いラインナップと安定供給
・建設会社の省エネ、断熱基準に対する消極的な意識
・緩慢な行政の規制
まとめると、目先のコストを優先し、長期的なランニングコスト&省エネを考慮されていない家づくりが、現在の日本の住宅事情なのです。
フィンランドには、
「性能の低い家を建てるほど、私たちはお金持ちではない」ということわざがあります。
北欧では建築の際のイニシャルコストよりも、家に住んでからのランニングコストの方が高くつくことをよく理解しているのです。
2020年より義務化の始まる低炭素住宅では、住宅の性能が数値化され、省エネに対する意識が高まって参ります。
車や家電のように、家の燃費性能が目に見て分かるような時代がすぐそこに迫っている中、業界の意識がそれほど高まっていないことは非常に残念なことです。
当社の省エネ性能については過去のブログを参照ください。→こちら
記事の後半では、ヒートショックを始めとする健康面にも触れています。
冬場よく耳にするヒートショックだけでなく、手足の冷え、気管支喘息、のどの痛み、アトピー性皮膚炎・・・。
多くの疾病の症状が改善されているというデータも出ており、住宅の断熱性能(室内温度)と健康には大きな関係があることがわかります。
家全体を断熱する事で、冬の寒さ、夏の暑さにも関係なく少しのエネルギー
で快適にお住まい頂け、健康にも良い影響があるのです。
屋根、壁の断熱だけでなく、熱の逃げにくいトリプルガラス&熱を伝えにくい木製フレームにすることが、建物全体の断熱性能を高め、ひいては健康な暮らしへとつながります。
ForestCerwの木製サッシ(窓&ドア)は、高い省エネ性能と住まう人が健康で、快適な暮らしを実現します。
A.Ikegawa