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2015-08-29
CREW 日 記

日本人だけが知らない? 窓・ドアが省エネ性能の秘密

2015年、今年も猛暑の続く、暑い夏でした。
温暖化に伴い平均気温の上昇が続く日本。
エアコンなどの空調設備に依存する生活になりがちですが、
エネルギー効率を考慮した家づくりをすれば、エアコンだけに頼らず夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。
光熱費削減はもちろん、健康で快適な生活にもつながります。
住宅の省エネルギー化を進める上で壁や床、天井の気密や断熱、軒を伸ばし日射を遮断することなどの大切ですが、
夏場、家のエネルギーの70%以上が、開口部である窓やドアを通じて熱が入る事を考えると、
開口部の性能はまず最初に重要視しなければならいポイントです。
窓は、窓枠(フレーム)とガラス面が組み合わせによって構成されています。
ペアガラスやトリプルガラスなどガラス部に注目しがちですが、窓枠の素材が非常に重要です。
日本ではなじみの多いアルミサッシ。
実は、このアルミサッシが主に使われている国は、先進国の中では日本だけなのです。
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各国別のサッシの素材を見てみると一目瞭然ですね。
住宅の省エネ化が進むドイツや北欧はもちろん、アメリカや韓国、グラフにはありませんが中国でも樹脂製、あるいは木製サッシが主流になってるのです。
ガラス部で断熱しながらも、窓枠のアルミが熱橋(熱を伝える部分)となり、実際の断熱性能を大きく損失しているのです。
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アルミは軽く、耐久性があり、価格が安いという点では確かに便利です。
しかし、熱の伝えやすさは樹脂や木製の1000倍以上なので、暑さや寒さの対策としては最悪な素材となるのです。
これまではサッシメーカーの都合や耐久性や快適性、省エネはおざなりとなったローコスト住宅の普及でアルミサッシが重視されてきました。
しかし、イニシャルコストだけではなく、長い目でみたランニングコストと耐久性を重要視した住宅こそが、真の長期優良住宅なのです。
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当社の標準仕様とする窓とドアは北欧フィンランドより直接輸入する木製フレームとトリプルガラスの組み合わせ。
・LOW-E&UVカットガラス
・空気層14mm×2層
・空気層には断熱性の高いアルゴンガス充填
・ダブルパッキン
・フレームは細部まで4層コーティング工場塗装
・外部フレーム下端にはアルミ製カバーにて保護
・スライディングドアは気密性の高いフロート式
・玄関ドアは気密性とセキュリティー性の高い5-Pointロックシステム
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断熱性能を示す熱貫流率(U値)はDK窓=0.97W/m2k。
現在主流のペアガラスアルミサッシと比較しても4.8倍もの性能差があります。
結露の発生はなく、空調の効きも非常に良く、保温性も高い。
実際モデルハウスの54帖の空間も22帖用エアコン1台で十分冷やされております。
長い目で見たら光熱費のコストは抑えられ省エネ!
北欧では冬は寒いから「断熱をして熱を大切に使う」という思考を持っています。
そのため、窓の断熱性能基準に関しても法律で定められています。
→詳しくは過去のブログを参照ください。「日本の窓・ドアは世界に遅れを取っている!」
日本では、重要な窓の断熱性能が世界と比較しても非常にレベルが低いため、日本の住宅は夏暑く、冬寒いのです。
特に夏場のエアコンはエネルギーを消費します。
冬場の日射の少ない時期に室温を1度上昇させるエネルギーに比べて、夏場に厳しい日射のもとでわずか1度の室温を下げるためには5倍ものエネルギーを必要とします。
窓・ドアの断熱性能を高めることは、最も省エネにつながり、環境にもやさしい快適な住宅をつくる上で欠かせないポイントなのです。
A.Ikegawa

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