Sick Building Syndrome
- シックハウス症候群 -あなたに忍び寄る身近な化学物質
現在CAS(Chemical Abstract Service、米国化学会)に登録されている化学物質は約4,600万種類あり、そのうち世界で常時生産・使用されているものは10万種、日本国内だけで5~7万種あるといわれています。さらに、毎日約4,000種の化学物質が新たにCASに登録されていっています。こう考えますと私たちの身の周りには科学物質が溢れていて、全てを排除することはできません。(全てがステレス空間かログハウスなら可能)
だだし、全ての化学物質が危険と言う訳ではありません。科学物質の研究が進んだおかげで伝染病から人命が救われたり、治療薬が開発されたりしています。また、その一方で強い毒性を持つ物質や、健康や環境に被害をもたらす物質があることも事実です。
だからせめて一生に一度の住まいづくりにおいては、安易に科学物質を使用しない住宅を提案する事こそ企業の社会的責任と考えます。
フォレストクルーのご提案するログハウスは、天然・自然素材で建築された究極の安心住宅。『百聞杯一見にしかず』理屈も多大な解説資料も不要!見たら納得。究極の木造建築それがログハウスです。
シックハウス症候群
住居内での室内空気汚染に由来する様々な健康障害を称して、シックハウス症候群と呼びます。
シックハウス症候群のもっとも大きな原因は、化学物質を放散する建材・内装材などの使用による空気汚染で
頭痛・吐き気・目の痛み・めまい・平衡感覚の失調・呼吸不全・疲労など様々な健康障害を引き起します。
ちなみに私は 某有名家具の展示フロアーに立つと10分ほどで頭痛!
シックハウス症候群の現状
科学物質が体内に取り込まれることによって引き起こされる健康障害には、「アレルギー」「科学物質過敏症」などがありますが、その起因するところが主に住居ないである場合は、シックハウス症候群に含めて総称されることもあります。また、住居内でのダニ・カビの増加によるアレルギー症状も含まれます。
このように様々な複合的な要因があると考えられることや、病状が多様で、症状発生の仕組みをはじめ、未解明な部分も多い為、『シックハウス症候群』という呼称は便宜的に用いられている名称であり、まだ病気として医学的に定義された名称でもありません。医学的な統一見解や行政側の取り組みも遅れているのが現状です。ちなみにフィンランドでは黒カビが発程している家には住みません!
シックハウス症候群とは(Sick Building Syndrome)の和略。Sickとは、「病気の」という意味。直訳すれば「病気の家、症候群」とでも言うべきなのでしょうか。
シックハウス症候群の原因は?
わたしたちはたくさんの人工の化学物質に囲まれて暮らしています。家の中には、家の壁や床に使われている材料や、塗料、接着剤などに含まれている化学物質や有機溶剤があります。食器棚やタンス、カーペット、畳、洗剤、化粧品、洋服などにも化学物質が含まれています。それらの化学物質の中で、家の中、とくに部屋の中に気体や微粒子となってただよっている化学物質が、シックハウス症候群の原因といわれているものです。
日本の家の作り方の変化、燃料やエネルギーの変化が関係?
新建材が持て囃されてきた結果
ではなぜ日本でいま、シックハウス症候群で多くの人が苦しんでいるのでしょうか。それには日本の家の作り方の変化、新建材が持て囃されてきた結果です。家を造る(主に室内)新建材などに使用されている化学物質や薬剤は、はじめから人間に害を加えようとして使われたわけではありません。木に見えるけどプラスティック素材で接着・圧着された新建材(床・床柱・壁・ドア)は反ったり割れたり変形しないからクレームにならない。それは天然木材とは真逆の化学物質で押固められた内装仕上げ材なのです。
それが気化して呼吸をとおして人間の体の中にとりこまれ、問題をおこしています。しかも化学物質の量はごくごくわずかで、いままでなら問題にならないと思われていたのです。また省エネ対策のため、障子や襖、土壁が減りアルミサッシや断熱材などが使われ、気密性が高まりました。その結果、部屋などのすき間がなくなり、空気の出入りが十分ではなくなり、部屋の中に化学物質が充満しているわけです。
成人が一日に吸い込む吸気量は15,000ℓ~20,000ℓ
成人が一日に食べる食物の量は、およそ1kg~2kg、水分は多く飲んでも2ℓ~3ℓと言われています。それに比べて吸気量は、1回の呼吸で吸い込む空気量がおよそ0.5ℓ1分間に20回呼吸すると、1日に15,000ℓ~20,000ℓ、重量に換算すると、1日に12~30kgになります。
肝臓を通って解毒される食物と異なり、肺から吸収された化学物質は直接血液に溶け込みます。そして体の中を走り回り、中枢神経系にまで到達します。また一部はのどや気管などの粘膜に直接触れて、非常に刺激します。さらに嗅神経を伝わり、直接脳まで流れていく可能性もあります。
シックハウス症候群の原因と考えられる化学物質
- ホルムアルデヒド
- シックハウス症候群の問題でまずとりあげられるのが、ホルムアルデヒドという化学物質です。生物の標本などを保存するために使われるホルマリンはホルムアルデヒドを水にとかした水溶液です。ホルムアルデヒドは、建築材料の合板や、壁紙、フローリング(床)、家具の接着剤などに使われています。皮膚や粘膜に対する刺激作用が強くて、呼吸器の障害をおこすほか、中枢神経障害の原因になったり、発ガン性があるともいわれています。ホルムアルデヒドは室温では気体で存在し、呼吸によって人の体に入ってしまうのです。
- トルエン、キシレン、トリメチルベンゼン、ジエチルベンゼンなど
- 独特のにおいがあるので芳香族(ほうこうぞく)と呼ばれています。化学の授業で習ったことを思い出す人も多いと思いますが、六角形の化学記号で表されます。塗料用溶剤、樹脂やワックスの溶剤などに多く使われています。はきけ、頭痛、めまいなどの症状の原因となります。ベンゼンには発ガン性もあります。
- 可塑剤(可塑剤)
- 可塑剤は分子量が小さく、分子量が大きな塩化ビニール壁紙などに添加され、ちょうどベアリングのような働きをしてやわらかくしています。
年月を経て硬くなってしまった壁紙などは、この可塑剤が揮発してなくなってしまったためと考えられます。
化学物質はどうやって室内空気中にでてくるのか?
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01新建材に使われている安定剤・防カビ・防虫剤が蒸発したり、こすり合わされたりして微粒子が出てきます。
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02壁用のビニールクロスや壁紙を貼るときに使われた接着剤が蒸発します。
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03表面処理剤、ペンキやラッカーが家具に塗られ、そこから有機溶剤が蒸発します。
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04床下や土台に使われた防蟻剤が蒸発し室内に浮遊します。 (今では防蟻剤の効果は5年とされ化学物質が弱められてます)
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05クッションフロアに使われている可塑剤(プラスチックなどに柔軟性をあたえ、加工しやすくするために加えるもの)が微粒子になって出てきます。
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06木柄のフィルムを貼った家具やドア、床や天井から揮発性物質が出てきます。
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07フローリングが無垢でない合板の場合、床暖房時にホルムアルデヒドなどが暖められ冬はされに揮発します。特にホルマリンを含む合板(木の様で天然木でないプラスチック合板)などの接着剤は非常にやっかいです。その合板がある限り湿度と反応を起こして加水分解をおこし、何年経っても半永久的にホルムアルデヒドを出し続けます。
F★★★★が安全とは限らない
住む人の健康を考えると天然素材を増やしたほうが安全
最近の建材には、表面に☆☆☆☆などの星の印が印刷されています。これはJIS工場で生産されるJIS製品に表示することが義務付けられた、ホルムアルデヒド等級の規格を示すマークです。ホルムアルデヒドの放散量の性能区分を現しており、場所により使用できる星の数が変わります。これ以外にも、まだ規制されていない化学物質はたくさんあります。F☆マークが付いているということは、ホルムが少しでもあるということです。何も無い天然素材にはそもそもマークが無いのです。(ログハウスとその床材・天井材など)単体の床や壁などを見ると基準以下でも、床や壁、建具、家具等が集まると基準を超えてしまうことがあります。
化学物質過敏症は、今まで何でも無かった人が新築の家に引っ越した途端になってしまったという人が増えました。主な原因はカラーフローリングとビニールクロス、ドアや家具などの新建材。住む人の健康を考えると天然素材を増やしたほうが安全ということになります。
フォレストクルーのログハウスは言うまでも無く全てが天然素材の無垢材安心の室内空間です。
ホルムアルデヒドの毒性・人の持つコップから溢れると
・奇形を誘発
・子孫に遺伝
・ぜん息・アトピー
・発ガン性物質
体の中に蓄積される許容量を超えると「発症」。コップの容量は個人差があるのでいつ溢れ出るかが発症時期。
有名ハウスメーカーのHPによる「ホルムアルデヒド対策」解説
A社:○社の基準としては、使用建材は標準品及びその他弊社設定品を含めてF☆☆☆☆としています。
また、お客様のご希望により、一部仕様をF☆☆☆にすることは可能です。
B社:「シックハウス症候群」が、いま大きな社会問題になっています。例えば新築後しばらくの間、目がチカチカしたり、喉が痛くなったりするのも、この「シックハウス症候群」。その一因は、合板、建具、造作材やクロスの接着剤に含まれているホルマリンから発生するホルムアルデヒドやVOCといった有害化学物質です。△ホームでは、非ホルマリン系の界面活性剤を使用したクロス用接着剤をはじめ、資材においてもホルムアルデヒド放散量F☆☆☆☆相当値以下を実現。住む人の安心と健康に配慮した仕様となっています。
本当にこれでいいのでしょうか!?